平成23年7月の新潟・福島豪雨災害のため只見川水系のダム修理のため止水を控えていたため只見川上流の水位が低い状態が続いていたのですが先ごろ水位が以前に戻ったという情報を得ていたので連休を取っていた20日21日と只見線撮影に行ってきました。私は災害後に只見線の撮影をはじめたので水が多い状態をまだ見たことが無かったのです。
初日はあまり早くは出かけられないので会津高田~根岸間の水田地帯を走るキハ40を俯瞰するポイントから撮影開始。このポイントは月刊カメラマンの付録のカレンダーで5月の写真になっていて5月に入って毎日見ていたんですよね。だから是非撮影したいと思ったのですが、いざ行ってみるとどこを気動車が走るかわかりません。200mmの望遠レンズで覗いてみても分からない。(* 鉄道写真では架線やら架線柱やら邪魔なものが線路の周りにいっぱいあるのでそれらを注意深く避けて構図を決めて撮影するのが基本で、最近のカメラでは構図を決めた後は超精密置きピンをします。撮影ポイントをライブビューで拡大した上にルーペで確認すると言う超精密ピント合わせをするのです。特に車両が近い場合は置きピンでないと車両が来てからのAFではカメラが迷ってしまいシャッターチャンスを逃す場合があります。後から考えれば今回のこの距離ならAF任せでも良かったのですが日頃の習慣でどこにピントを合わせたらいいか分からず焦ってしまいました。)仕方がないので運を天に任せて車両を待ちます。幸い車両のスピードも遅く距離も遠かったので時間的に余裕があって何とかピントを合わせられました。(^^;
でも、午前中は逆光で車両が影になってしまうのねー。 夕方の帰りがけに出直しましたが厚い雲がかかって夕焼けの色は出ないし磐梯山は見えなくなっているしでリベンジならず。_(_”_;)_
第一橋梁の方は只見川の水位が戻っていてやはり水が多いほうが全然良いですね。でも風が強くてこの日も次の日も名物の水鏡にならずこちらも期待通りに行かず残念な結果でした。写真は21日。雨が降っていましたがこの雨霧が山間を流れてちょっと良い雰囲気を出してくれました。また、川面の方もクリアではありませんが気持ち水鏡です。
2日めの朝は滝谷駅のトラス橋で撮影。ここでも雨霧が流れて良い感じでした。この感じはエクシリムZR800のタイムラプス撮影した動画を見ていただくと臨場感があります。
この雨霧の流れがあったので、この後当初の予定を変更して第一橋梁お立ち台に行ったのでした。この日は雨の予報でしたし風も出る予報だったので第一橋梁は避ける予定でしたがこの山間を流れる霧を見ては第一橋梁の周りでもこんな感じで雨霧の流れる光景が写せるのではないかと期待したのでした。そして二つ上の写真が撮れたわけです。
午後は第三橋梁でこの雨霧を期待したのですが午後にはほとんど雨が止んでしまい面白みのない写真になってしまいました。なかなか天気は思い通りにならずの撮影旅行でしたがサブカメラのイクシリムZR800の動画機能やアートフィルター、タイムラプス機能などを試せてそちらで結構楽しむことができました。今後動画でいろいろなバリエーションのあるものが作れそうです。